今様小袖(対丈(ついたけ):おはしょりなしの着物)のコーディネート集です。
襟をほぼ抜いていませんので、ヘアスタイルはハーフアップかダウンスタイルです。
皆様に簡単で楽で綺麗な着物姿をどんどん楽しんで頂ければ、嬉しくって小躍りします。
対丈にお直しした上布(麻)です。
・バチ襟です。
・繰り越しは5です。
・半幅帯をカルタに結んでいます。
・襟付きの肌襦袢着用です(長襦袢は着ていません)。
元々通常の着物として仕立てていた物の裾を切って、対丈にお直ししました。
上布(麻)は固い生地でモソモソしがちなのですが、おはしょりがないのでとてもスッキリとした着姿になりました。
長襦袢を省いたため風が通りやすく、大変涼しい体感です。
対丈にお直しした小紋。変わりカルタ結びに帯締めをベルトで。
・広襟です。
・繰り越しは5です。
・半幅帯を羽3枚のカルタに結んでいます。
・帯締めの代わりにベルトを締めました。
・インナーはユニクロのワンピースに仕立て襟です。
・足元はミディアムブーツです。
カルタ結びは通常羽は1枚ですが、3枚にする事でボリュームをアップ。小さなお太鼓の様な雰囲気を出してみました。
対丈にお直しした小紋にポンチョと帽子のコーデです。
・着物の上にポンチョを羽織っています。
・大きなリボン付の帽子です。
⑭のコーデの冬の外歩き仕様です。
対丈にお直しした単(裏地なし)小紋に普通の羽織です。
・バチ襟です。
・繰り越しは5です。
・兵児帯をカルタに結んでいます。
・インナーはユニクロのワンピースに仕立て襟です。
・足元はミディアムブーツを合わせています。
羽織を合わせるとおはしょりが無い事が一層分からなくなりますね。
対丈にお直しした小紋に帽子のコーデです。
・バチ襟です。
・繰り越しは5です。
・半幅帯をカルタに結んでファーブローチをオン。
・インナーはユニクロのワンピースに仕立て襟です。
・足元はサンダルに別珍の足袋です。
着物も半幅帯もポリエステルです。
足袋はエンジの別珍、もこもこベレー帽にファーブローチでほんとに普段着、という感じでまとめました。
少しの雨でも大丈夫なコーデです。
対丈にお直しした小紋にスカートのコーデです。
・バチ襟です。
・繰り越しは5です。
・綿の半幅帯をお文庫に結んでいます。
・シフォンプリーツスカートをオン。
・帯締めをリボン結びにしています。
・インナーは薄手のハイネックセーターとワンピースです。
お文庫に結んだ綿の帯に、総ゴムのプリーツスカートを合わせたのですが、卒業式の袴姿に似ていませんか?
これは鎌倉時代の裳袴(もばかま)という格好を参考にしました。
当時は汚れ防止のエプロン的な扱いだった様ですが、今の感覚だと可愛いですよね。
対丈に仕立てた小紋です。
・バチ襟です。
・繰り越しは0です。
・袋帯をリメイクした半幅帯をカルタに結んでいます。
・帯締めをリボン結びにしています。
・インナーはユニクロのワンピースに仕立て襟です。
・足元はミディアムブーツを合わせました。
対丈に仕立てて貰った単の小紋です。
同裏と八掛(裏地)がないため大変軽く、シルエットが身に添います。
対丈にお直しした振袖です。
・バチ襟です。
・繰り越しは5です。
・小袋帯を文庫に結んでいます。
・抱え帯を結んでいます。
・襟付き肌襦袢着用です。
・長襦袢袖は袖部分だけを、振袖に縫い付けてあります。
帯の下部分にスカーフを「抱え帯」としてプラス。
フォーマル感が上がります。
おはしょりが無い事に気付かれにくい視覚効果と同時に、華やかさを添えました。
元々通常の着物として仕立てていた物を、帯の下に隠れる部分で身上げ(折って縫い上げ)して対丈にお直ししました。
赤い長襦袢は見える袖部分だけを着物の袖に縫い付けてあり、着崩れ知らず。長襦袢は着用していません。着物の下は襟付きの肌襦袢です。
対丈にお直しした絽(夏物)の訪問着です。
・バチ襟です。
・繰り越しは5です。
・絽の小袋帯(半幅帯)をだらり文庫に結んでいます。
・インナーはユニクロのワンピースに仕立て襟をしています。
珍しい絽の半幅帯は、元々丸帯だった物を仕立て直しました。その結果少しだけカジュアルダウンしたので、身に付けやすくなりました。
対丈に仕立てた紗(夏物)の訪問着です。
・バチ襟です。
・繰り越しは5です。
・小袋帯(半幅帯)を文庫に結んでいます。
・襟付きの肌襦袢着用です(長襦袢は着ていません)。
元々二重紗だった着物を、対丈で紗の単に仕立て直しました。
夏の着物姿はどうしても暑くなるので、長襦袢を省き、肌襦袢一枚で暑さを調節。実際かなり涼しいです。
着用枚数が減るため、着姿が柔らかく曲線が際立って見えます。
上の紗の訪問着に、紗の被布(ひふ)を合わせました。
・夏用の被布です。
夏用の生地である紗で被布(ひふ)を仕立てました。
被布は羽織と同じく室内でも着られる上に、フォーマル感がぐっとアップするスグレもの。
真夏のクーラー対策・塵除けとしても優秀です。
着物の上に一枚羽織るので、下が対丈(ついたけ)の着物である事も、長襦袢を着ていない事も絶対に気付かれません。
今様小袖で楽に簡単に着ていたいけど、
フォーマル感のある席には…という方、
被布をプラスしてみてはいかがでしょうか。
通常の、おはしょりが作れる長さの小紋を対丈で。
・おはしょり部分は帯の中に入れ込んでいます。
・繰り越しは7です。
・小袋帯を文庫に結んでいます。
・半襟は両面テープで貼り付けています。
普通に仕立ててある小紋ですので、対丈に見えるようにおはしょり部分が帯の中に入るように着付けました。
おはしょりを作らないので、足さばきが良いです。
白っぽい着物でしたので、半襟は小紋を解いたものを使って華やかさをプラス。
繰り越しが大きいので、襟合わせの角度を少し緩やかにして襟を抜かずに済む様に納めました。
・おはしょりが作れる長さの小紋に羽織のコーデです。
・おはしょり部分は帯の中に入れ込んでいます。
・繰り越しは7です。
・半幅帯をカルタに結んでいます。
・普通に仕立てた羽織です。
普通に仕立ててある小紋ですので、対丈に見えるようにおはしょり部分が帯の中に入るように着付けました。
帯は下目にして、カルタ結びにしたので大変楽でした。
帯揚げと三部紐の帯締めは飾りで締めています。
羽織を合わせると、視覚効果でおはしょりが無い事はほとんど分かりません。
おはしょりが作れる長さの小紋をお引きずりで(お遊び)。
・繰り越しは7です。
・小袋帯をたれの長い文庫(だらり文庫)に結んでいます。
花嫁さんの引き振袖の様に裾を引きずる着方をやってみました。
普通の打掛に比べてトレーンは短くなりますが、その分それ程動きを制限されず、見た目も何だか優雅な印象に(*^^)
繰り越しがあるのですが、襟は抜かずに着付けましたので、髪を降ろしていても襟に当って跳ね返る事はありませんでした。
帯は小袋帯をお腹の辺り中心に締めていますので下目ですが、特に違和感も出ず背もすっきり。
飾りとして帯揚げを帯結びに通し、帯締めも締めました。
・おはしょりの作れる長さの小紋を打掛に(お遊び)。
・繰り越しは7です。
・小袋帯をたれの長い文庫(だらり文庫)に結んでいます。
普通に仕立ててある小紋ですが、身幅も身丈も(横幅も長さも)私には大き過ぎる頂きものです。
帯の中に入れ込むのは難しい程に生地が余るので、打掛にしてみました。中は対丈に着た上記の小紋です。
丈が長い分トレーンが美しく華やかに見えますね。これはこれで良いかなと写真を見て思いました。
着物を手で持たないと歩きにくいので多少面倒さは有りましたが、それ程気にはなりませんでした。
家の中ならアリですね。